また柔術の実戦における有効性が再確認できるニュースが報道されました。RIZINで活躍する選手が柔術のテクニックで相手を抑え込みに成功、警察に泥棒の身柄を引き渡したという事件です。
帰宅すると泥棒と遭遇
今回泥棒を逮捕したのはシビサイ頌真(シビサイショウマ)選手。帰宅をすると見知らぬ男性が立っており、ダッシュで逃げたところを確保し110番通報したそうです。詳しくはYahoo!ニュースを。
【RIZIN】シビサイ頌真の自宅に泥棒、初の実戦で柔術技を極め逮捕に
今回、相手を押さえ込むタイミングで炸裂したのが柔術のテクニックの1つである『ニーオンザベリー』
写真のように相手の腹部に膝を乗せて体重を掛けるムーブです。初見の人はこの技を掛けられると、全体重が腹部に乗るため動くことができません。また、あまりの苦しさに悶絶する人もいます。要するに非常に苦しい技なのです。やられた相手は間違いなく心が折れます。
相手を傷つけず相手の心を折る
柔術は打撃と異なり相手を殴ったり蹴ったりはしません。その代わりに相手を抑え込んだり首を絞めて失神させるなどのムーブが特徴の格闘技。そのため相手を流血させてしまうなどの心配はありません。
今回の事件でシビサイ選手は「ケンカをしたことがないのではじめての実戦だった」とコメントしています。そのような状況でも最初から痛めつけるつもりはないため打撃は出さず「とっさにニーオンザベリーが出た。柔術やっていて良かった」と語っています。
このコメントだけでいかに柔術がセルフディフェンスに優れていることが読み取れるでしょう。実際ルミナスのメンバーさんでも家庭内で暴れるお子さんを『ニーオンザベリー』で制圧したケースもあります。
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まとめ
キックやパンチなどの打撃は誰もが繰り出すことができますが、寝技のテクニックは教えてもらう経験を長年積まないと自然に繰り出すことはできません。
また前述したように寝技のテクニックで抑え込まれたり首を絞められると相手はなすすべなく戦意喪失をします。なぜなら多くの人が寝技のテクニックに触れたことがないから、どのように逃げたらいいのか分からないためです。この点において柔術は圧倒的に実戦での優位性があるのです。
もちろん自分から柔術を武器にケンカをするようなことは推奨できません。ただ、今回の事件のように自宅内に泥棒が入ったケースや、暴漢に襲われた際など自身で身を守れるのが重要です。そのために最適なのが柔術であるのです。
最近では女性が柔術をはじめるケースも増えています。楽しく学びながら護身術としても効果がある格闘技であり、老若男女すべての人がたしなみとして身につけるスキルが学べます。ぜひ柔術をやりましょう。
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