金メダリスト角田夏実選手も取り組むブラジリアン柔術

今回は2024年パリオリンピックで柔道48kg級の女子選手、角田夏実選手が金メダルを獲得したニュースと、彼女が柔術の練習に取り組んでいたことについてお話しします。そして、この素晴らしい競技であるブラジリアン柔術の魅力についてもご紹介します。

角田夏実選手の成功と柔術の関係

角田夏実選手は、パリオリンピックで見事に金メダルを獲得し、その卓越した寝技が多くの人々を驚かせました。彼女の寝技の強さの背景には、ブラジリアン柔術のトレーニングが大きく寄与していると言われています。柔術の技術を取り入れることで、柔道での寝技の強化が図られたのです。

試合では巴投げからの流れるような寝技の展開を披露。ほとんどの試合において巴投げ→寝技の攻防で勝ち星を量産。腕ひしぎ十字固め(以下腕十字)を極めるなど柔術のトレーニングで磨かれた寝技のスキルを見せてくれました。

柔道の試合においてニーオンベリーを披露

五輪での角田選手の試合において特に目を引いたのが、ニーオンベリーからの腕ひしぎ十字固めです。まさか柔道の試合において柔術でのポジションニングであるニーオンベリーを目の当たりにするとは思いませんでした。

ニーオンベリーとは、柔術で非常に効果的なポジショニング技術です。この技は、相手の胸部に自分の膝を置くことで、相手の動きを制限しつつ、自分の体重を利用して圧力をかけるものです。このポジションから、様々な攻撃やサブミッションへの移行が可能です。

腕十字の技術

腕十字は柔術における代表的なサブミッションの一つです。この技は、相手の腕を自分の体でコントロールし、関節に圧力をかけてまいった(タップ)を迫るものです。角田選手は、ニーオンベリーからこのアームバーにスムーズに移行することで、一本勝ちを収めました。

パリ五輪での2回戦。巴投げで技有りを奪うとスムーズにニーオンベリーへ移行(動画0:40)そのまま腕十字へと華麗な連携を見せてタップを奪います。柔術のテクニックが五輪の大舞台で見事に炸裂しています。

技の流れとその素晴らしさ

  1. ニーオンベリーのセットアップ: 角田選手は、相手の動きを封じるためにニーオンベリーのポジションを取ります。これにより、相手の上半身を完全にコントロールし、次の動きに備えます。
  2. 相手の腕を捕らえる: 相手の腕をしっかりと掴み、動きを制限します。この段階で、相手はほとんど反撃の余地がなくなります。
  3. 腕十字への移行: 膝の位置を保ちながら、角田選手は自分の背中をマットにつけ、相手の腕を引き込みます。この流れるような動きで、腕十字の体勢に移行します。
  4. フィニッシュ: 相手の肘関節に圧力をかけ、腕を伸ばして完全に制圧します。これにより、相手は降参せざるを得なくなり、見事な一本勝ちが決まります。

まとめ

角田夏実選手のように、柔術の技術を習得することで、格闘技の幅が広がり、自信と強さを手に入れることができます。ルミナスでは、全く格闘技を経験したことがない人や、運動を長らくやっていない人でも、楽しく学べる柔術クラスを提供しています。ぜひ多くの人に角田選手のような美しい寝技の攻防に触れていただきたいと思います。ここまで読んでいただいたあなた。柔術が少し気になり始めましたよね?気軽な気持ちで見学や体験入会にご参加をしてください。あなたのお越しをお待ちしております。

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