柔術の練習において技が極まった際に相手の身体を叩いて『まいった』の意思表示をするのがタップ。
絞められたり、腕や足の関節を極められた際にはタップして技を解除してもらうのがルールです。
このタップですが、人によってするタイミングはマチマチ。早めにする人や心配になるくらいにタップをしない人も少ないですがいらっしゃいます。
今回はそんなタップについて。
正しいタップのやり方
タップと先程から記載をしていますが、正式名称は『タップアウト』
ただ、わざわざ長い名称を用いる人は稀です。『タップ』と口にしている人がほとんどでしょう。
Wikipediaによるとタップの定義は
柔術、柔道、プロレスや総合格闘技などの格闘技における試合の決着方法の一つである。極技などの練習や乱取りの時においても同様である。
意思表示法は、自らの動かせるほうの手または足で相手の体、もしくは畳やマットを2回ないし3回叩くことが一般的である。口頭やその他の動作で意思表示をする方法もある。
とあります。
基本的にタップは手で相手の身体を数回叩くことがほとんど。
手で相手の身体を叩くことができない場合は、上記のように足でマットを叩いたり、口頭で『タップ』と伝えましょう。
練習や試合でも相手の身体を叩けばすぐに相手が技を解除してくれます。
試合のときはタップした直後にレフェリーが試合を止めますし、練習のときも相手がすぐに極めていた箇所の解除をしてくれます。
長年柔術をやっていますが、タップしても離してくれない人は1人も見たことはないので安心を。そのような人は練習相手に早いうちに困ることになるので、まずいないと思って大丈夫でしょう。
タップするタイミング
続いてタップをするタイミングですがこれが結構人によりマチマチ。
大前提として腕や足を極められた際には我慢をせずにすぐに『タップ』することがオススメです。
無理に我慢し怪我をすると日々の生活に支障が出ますし、練習することもできなくなる可能性があります。
また技を掛けた相手も怪我をさせてしまった場合、申し訳ないことをしたと責任を感じます。
怪我をした場合などを考えると双方に全くメリットがないので、技が極まった場合はすぐにタップしてまた一から再開しましょう。
たまに我慢してすぐにタップをしない方もいますが、基本的に技が極まった状態になった時点で負けが確定したという認識で良いのではと思います。
タップしないのはやせ我慢をしているだけで、技術の向上にはつながらないことがほとんど。その前に技を極められないようにする練習に重点を置くべきだと思います。
ただ稀にヒジの関節がとても柔らかい人や、足関節が全然極まらない人がいます。
そのような人は怪我のない範囲で技が極まった際にもエスケープにトライするのは有りだと思います。
※奨励は一切しません。あくまで自己責任で。
タップについてのまとめ
柔術をやる際に自身の身を守るために必須の『タップ』
格闘技を安全に楽しむためには欠かせないムーブとなります。
実力が拮抗した相手や、初めてスパーをやる相手だとついついムキになってタップを我慢する人もいらっしゃいますが、練習においては素直に負けを認めて早めにタップをすることもヒトとしての強さではないかと思います。
怪我をしないように無理せず早めのタップを心がけて、安全な柔術ライフを送りましょう!
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