「優しい人が好き」と言う人は多いですが、現実には“優しいだけの男”が報われることはあまりありません。
ジムを運営していて、いろんな人と関わる中で思うのは、本当の優しさって、実はとても難しいということです。
優しさには強さが必要
人に優しくすることは誰にでもできます。
でも「本当の優しさ」は、自分に強さがなければ持てません。
たとえば、理不尽なことを言われても、冷静に受け止められる人。
その人は、感情に流されない“芯”を持っています。
一方で、ただ「嫌われたくないから何も言わない」
そんな優しさは、残念ながら伝わりません。
“優しいだけの男”は、ただの「いい人」で終わります。
でも“強くて優しい男”は、人から信頼されます。
この違いはとても大きいと感じます。
優しさを守るには闘う力が必要
本当に優しい人ほど、傷つきやすいものです。
人の顔色をうかがい、自分を後回しにして、気づけば心が疲れきっている。
そんな人が格闘技を始めると、不思議と変わります。
ミットを叩く瞬間、心の中に溜め込んでいたものがスッと抜けていくような感覚になるんです。
それは、怒りをぶつけているわけではありません。
「自分の中に力が戻ってくる」感覚です。
強さを身につけると、人に優しくできるようになります。
余裕が生まれるからです。
“優しいだけ”を卒業する
優しさは、弱さの上には成り立ちません。
少しでも心が揺れると、他人に流されてしまいます。
格闘技は「人を倒すこと」を学ぶ場所ではありません。
自分の心を鍛える場所です。
体を動かしながら、呼吸を整え、感情をコントロールできるようになる。
すると、仕事でも家庭でも無理に強がらなくてよくなります。
自然な落ち着きが生まれ、それが信頼につながっていくんです。
最後に
“優しいだけの男”が報われないのは、その優しさを守るだけの「強さ」を磨いていないからです。
強くなるというのは、誰かを支配することではありません。
誰かを大切にし続ける力を持つということです。
ルミナスは、そんな人のための場所です。
優しさを失わずに、自分の中の強さを育てていく。
格闘技は、優しさを壊すものではなく、“優しさを通せる人”に変えてくれるものだと思います。
キックボクシング&柔術Luminous【ルミナス】
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