“安全すぎる環境”で、人はなぜ不安になるのか

どうも、ルミナス代表の下林です。

今の世の中って、すごく安全ですよね。
食べ物も、交通も、情報も、あらゆる面で守られている。
それなのに、なぜか心が落ち着かない。
「理由のない不安」を抱える人が、どんどん増えています。


リスクがないことが、逆にストレスになる

人間って、ある程度の“緊張”がないとバランスが崩れるんです。
全てが安全で快適すぎる環境にいると、
脳が「戦うモード」を失ってしまう。

だからこそ、小さな問題にも過剰に反応してしまう。
他人の目が気になる、仕事で少し注意されただけで落ち込む、
日常の中の“ささいな揺れ”に心が耐えられなくなるんです。


本来、人は“闘う生き物”です

格闘技をやっているとよくわかります。
人間の体って、本来は“闘うためにできている”んです。

打つ、避ける、息を合わせる——
その一つひとつが、体の奥に眠っていた本能を呼び起こす。
練習の後に不思議とスッキリするのは、
その「闘う本能」を安全な形で使っているからなんです。


“安全なリスク”が、心を落ち着かせる

皮肉な話ですが、
人は“リスクを取ることで安心できる”生き物です。

たとえば、ミットを叩くとき。
打ち方を間違えたら痛いし、動かなければ当たらない。
でもその小さなリスクがあるからこそ、
一瞬一瞬に集中できる。
終わったあとの静けさが、心地いい。

格闘技って、まさに“安全なリスク”なんです。
ケガをしない範囲で、自分の限界と向き合える。
それが、現代に足りない「生きている実感」なんだと思います。


不安をなくすより、“扱える自分”をつくる

不安をゼロにするのは無理です。
どんなに環境が整っても、心の揺れはなくならない。

大事なのは、不安を“扱える自分”になること。
格闘技を続けると、呼吸が深くなり、
緊張しても焦らずに対処できるようになります。

それは試合のためじゃなく、日常のため。
突然のトラブルが起きても、
「まぁ、大丈夫だろう」と思えるようになる。


最後に

“安全すぎる環境”で人が不安になるのは、
心が「リスクの扱い方」を忘れてしまうからです。

格闘技は、リスクを取り戻す練習です。
痛みも、緊張も、すべて安全な範囲で体験できる。
だからこそ、心が落ち着く。

不安をなくそうとするより、
「不安でも動ける自分」を作ったほうが、
人生はずっと楽になります。

ルミナスは、そのための場所です。
安全に闘いながら、心の安心を取り戻しましょう。

キックボクシング&柔術Luminous【ルミナス】

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