子どもにYouTubeを見せ続けるとどうなる？

「うちの子、YouTubeばかり見てる…」
「ゲームばかりして、全然外で遊ばない…」

そんな悩みを持っている親御さんは多いのではないでしょうか？

現代の子どもたちは、スマホやタブレットが当たり前の環境で育っています。
YouTubeやゲームに夢中になり、気づけば何時間も画面を見続けている…。
しかし、本当に子どもに必要なのは「動ける体」ではないでしょうか？

今回は、

この3点についてお話しします。

スマホやタブレットで好きな動画を見たり、ゲームを楽しんだりすること自体は悪いことではありません。しかし、何時間も画面の前に座っていることで、さまざまな問題が出てきます。

運動不足による体力低下
昔の子どもたちは外で走り回って遊ぶのが当たり前でしたが、今は圧倒的に運動量が減っています。その結果、すぐに疲れる、姿勢が悪くなる、運動能力が低下するといった問題が増えています。
集中力・思考力の低下
YouTubeの短い動画を次々と見続けることで、集中力が続かない子が増えています。「すぐ飽きる」「何かをじっくり考えられない」というのも、スマホ依存の影響です。
リアルな経験が不足する
画面越しに情報を得るだけでは、実際に体を動かすことの大切さや、リアルな経験を積むことはできません。スポーツや習い事を通じて学べる協調性や挑戦する気持ちが育ちにくくなります。

子どもはYouTubeで格闘技の試合を見たり、有名選手のテクニック動画を見たりするかもしれません。ですが、見るだけでは何も身につきません。

「できた！」という体験が自信につながる
実際に体を動かしてパンチやキックを打つことで、子どもは「できるようになった！」という成功体験を得られます。これは、YouTubeで見ているだけでは絶対に得られないものです。
運動神経は幼少期に発達する
特に5〜12歳の時期は「プレゴールデンエイジ」と呼ばれ、運動能力が大きく発達する時期です。この時期にしっかりと体を動かしておかないと、運動が苦手なまま成長してしまう可能性があります。
体を動かす楽しさを知ることで、スマホ依存を防げる
YouTubeばかり見ている子は、運動する楽しさを知らないだけかもしれません。実際に格闘技をやってみることで、「体を動かすのって楽しい！」と感じられれば、自然とスマホやゲームの時間も減っていきます。

全身運動で体力向上
キックボクシングや柔術は、全身をバランスよく使う運動。基礎体力が向上し、持久力や筋力も自然と身につきます。
運動が苦手な子でも取り組みやすい
サッカーや野球のようなチームスポーツと違い、格闘技は個人競技なので、自分のペースで上達できます。運動が苦手な子でも取り組みやすいのが特徴です。
礼儀や集中力が身につく
格闘技は「礼に始まり、礼に終わる」スポーツ。礼儀作法を学びながら、相手を敬う気持ちや集中力を養うことができます。
ストレス発散と自己防衛力の向上
子どももストレスを感じることがあります。格闘技を通じて体を動かすことで、ストレス発散ができるだけでなく、いざという時に自分を守る力も身につきます。