先日開催された5対5の団体グラップリングイベント『QUINTET.1』
平日である水曜日の開催なので客入りは苦戦をした様子ですが、試合内容は圧倒的におもしろい試合の連発!
Twitterでは多くの格闘家が絶賛のツイートをしていました。
そんな上質のイベントであったQUINTET.1の感想を。
開催前は不安視されていたQUINTET.1
今までも国内ではグラップリングの大会が何度か開催されていました。
Gi グラップリングやDEEP-X、古くはコンテンダーズなどなど。
ただこれらの大会は新宿FACEや下北タウンホールなどの数百人規模の会場での開催。
しかし今回のQUINTET.1はその数倍の集客ができる大箱の両国国技館。
打撃がなく魅力が伝わりづらいグラップリング、しかも平日開催。。
果たして成功することができるのか不安視される声ばかりでした。
大会後は圧倒的称賛の声ばかり
ところが蓋を開けてみると秒殺決着が量産。
重量級の試合によくある立ちレスの膠着展開はほとんど無く、試合中は常に選手がアグレッシブに動く試合ばかり。
QUINTET、すっごい面白い! 退屈な試合がほとんどない。 アブダビより見応えがあるんじゃないかな。クレイグ・ジョーンズの膝十字、おっそろしいやら美しいやら。 桜庭和志のコンセプト、当たったなぁ。 中井祐樹氏 (@yuki_nakai1970)の解説も秀逸だし、今後も楽しみだ☆ #QUINTET1 #グラップリング
— Shunsuke Emaru 得丸俊輔 (@SchNuke__eMR) April 12, 2018
ディスるつもりはないけど、RIZINで何度か行われたグラップリングマッチはびっくりするほど重たくてつまらなかった。それがQUINTET.1になったら一変。グラップリングに対する熱意や工夫の違いなんだろうか。 https://t.co/FFt4E0yjd2 #QUINTET1
— オレンジ (@mma_the_orange) April 11, 2018
桜庭のQUINTET、素晴らしい内容だった。動き続けなければならないルールが絶妙。今まで見たグラップリングイベントの中でダントツ面白かった。安全性への配慮も良い。柔道やレスリングを融合したスポーティな格闘技として、将来的にはオリンピック競技化を目指してもらいたい。#QUINTET1
— 真野孝 (@IwanMayataka) April 11, 2018
QUINTET1始まる前は、この手の奴は5試合も見るのはきつすぎる
と思ってたけど、なんだよ・・・面白いじゃないっすか!!
ぜんぜん動くし極めてくる。素晴らしい大会だね。
緊張感も半端ないし。いいねぇ!!
#QUINTET1— サイレン (@baninngu) April 11, 2018
面白かったです。見る前は塩試合が続くと勝手に決めつけていました。ゴメンナサイ。#QUINTET1
— 三角絞め研究所 (@triangle_chk) April 11, 2018
引き分けは両者敗退、体重差がある場合は試合時間が短くなるなどのルールが功を奏した印象でした。
桜庭和志の日本国内初グラップリング
海外ではヘンゾ・グレイシーを相手にグラップリングの試合に挑んだことのある桜庭選手。
今回は日本で初のグラップリング。
初戦の柔道チームとの対戦では48歳という年齢もあり終始防戦一方に。
ただ相手が柔道のトップ選手であり黒帯柔術家でもある出花選手であったのは不運。
次回の大会ではもう少し年齢の近い相手との試合が見たい。
センセーショナルだったポラリス軍団の圧倒的強さ
今大会で衝撃的だったのはポラリス軍団の圧倒的な強さでしょう。
その中でもMVPだったのはクレイグ・ジョーンズで異論はないはず。
まだ日本では知名度が少ないのですが、2017年のアブダビコンバットにてムンジアル(柔術の世界大会)を5回制しているレアンドロ・ロと驚異的なトップポジションからのパスガードが武器の無冠の帝王、ムリーロ・サンタナから1本勝ちをしてベスト4になっている選手なんですよね。
関連記事:ブラジリアン柔術の本場ブラジルに行ったおはなし。【1日のスケジュール&強過ぎるムリーロ・サンタナ】
【MMAPLANET】【ADCC2017】最大激戦区88キロ級─01─、豪州のクレイグ・ジョーンズがレアンドロ・ロから一本勝ち!! https://t.co/Dzn2G50ueQ pic.twitter.com/1VTO6km2dT
— BJJ PLUS (@BJJPLUS) October 3, 2017
またPolarisでは組技競技のレジェンド的存在であるジェイク・シールズからもヒールで1本勝ちしているという驚異的な戦績。
【Polaris 06】クレイグ・ジョーンズがサドルから内ヒール極め、シールズを秒殺。ミドル級王者に https://t.co/IMMwewS6jf
— MMAPLANET (@mmaplanet_twit) February 17, 2018
今大会の活躍の中でも圧巻だったのは決勝戦の対マルキーニョス戦。
日本では敵無しの黒帯トップ柔術家であるマルキーニョスを相手にボトムポジションからスルスルっと潜り込み足関節の形にセットアップ。
逃げるマルキーニョスに対して苦もなく膝十字でタップアウトを奪取。
とんでもない強さで今大会1番の衝撃シーンでした。
マルコス・ソウザからあっという間に膝十字を極めてしまうグレイグ・ジョーンズって一体。そして1回戦で連続で一本勝ちしたマーチン・ヘルド。POLARIS DREAM TEAMがヤバすぎるぜ。 #QUINTET1 https://t.co/FFt4E0yjd2
— オレンジ (@mma_the_orange) April 11, 2018
クレイグ・ジョーンズが見せた最先端グラップリングの技術も最高。
ヒールが使えなくとも、アンクルや膝十字を駆使してしっかり魅せてくれました。
アンクルや膝十字の技術はモダン柔術でも見られるテクニックなので柔術家も必見です。
日本にもノーギのブームが巻き起こって欲しいです!
— ゴーゾー (@gozo503) April 12, 2018
今後の大会もぜひ継続参戦をして欲しい!
まとめ
現在のグラップリングシーンにおける最先端のテクニックである足関節。
その魅力を存分に味わうことができる大会でした。
1つ残念だったのがヒールホールドが禁止であったこと。
安全面を考慮しての禁止なのかと推測しますが、膝十字でも壊れている選手がいたので禁止にする必要性をあまり感じなかったです。
ぜひ次回以降は足関節全面使用OKのルールに変更をして欲しいです。
他にも
また、所選手の秒殺腕十字は素晴らしかったですが、日本人で強く印象に残るシーンが少なかったのが残念。
It's still incredible the second time around! Crazy armbar from Hideo Tokoro!! #QUINTET1 https://t.co/QUjJXwIFZC pic.twitter.com/2Ob0P1MCfY
— UFC Fight Pass (@UFCFightPass) April 12, 2018
今回参戦していない日本人の強豪グラップラー対世界トップ選手の試合を次回以降は楽しみにしたいと思います。
まだ未視聴の方はこちらからAbema TVにて視聴可能です。ぜひ多くの人に見て欲しいと思います。本当素晴らしい大会でした。
【Abema TV】QUINTET.1 ハイライト集 #Abemaビデオ で無料配信中 https://t.co/uLtbNE6TQN
— QUINTET (@quintet_pr) April 12, 2018
トータル3時間の大ヴォリュームの完全版も無料で視聴可能!インタビューや入場(UWFのテーマが流れるシーンも!)も楽しめます。
4/18(水)までの期間限定視聴なのでお早めに!完全版はこちら↓
桜庭和志が自ら立ち上げる 新グラップリング・イベント『QUINTET』第1回大会
TEL: 042-703-1880
MAIL:info@luminous-gym.com