寝技の魅力が大爆発!QUINTET.1は寝技をやる人は視聴必須のイベント。

先日開催された5対5の団体グラップリングイベント『QUINTET.1』

平日である水曜日の開催なので客入りは苦戦をした様子ですが、試合内容は圧倒的におもしろい試合の連発!

Twitterでは多くの格闘家が絶賛のツイートをしていました。

そんな上質のイベントであったQUINTET.1の感想を。

開催前は不安視されていたQUINTET.1

今までも国内ではグラップリングの大会が何度か開催されていました。

Gi グラップリングやDEEP-X、古くはコンテンダーズなどなど。

ただこれらの大会は新宿FACEや下北タウンホールなどの数百人規模の会場での開催。

しかし今回のQUINTET.1はその数倍の集客ができる大箱の両国国技館。

打撃がなく魅力が伝わりづらいグラップリング、しかも平日開催。。

果たして成功することができるのか不安視される声ばかりでした。

大会後は圧倒的称賛の声ばかり

ところが蓋を開けてみると秒殺決着が量産。

重量級の試合によくある立ちレスの膠着展開はほとんど無く、試合中は常に選手がアグレッシブに動く試合ばかり。

引き分けは両者敗退、体重差がある場合は試合時間が短くなるなどのルールが功を奏した印象でした。

桜庭和志の日本国内初グラップリング

海外ではヘンゾ・グレイシーを相手にグラップリングの試合に挑んだことのある桜庭選手。

今回は日本で初のグラップリング。

初戦の柔道チームとの対戦では48歳という年齢もあり終始防戦一方に。

ただ相手が柔道のトップ選手であり黒帯柔術家でもある出花選手であったのは不運。

次回の大会ではもう少し年齢の近い相手との試合が見たい。

センセーショナルだったポラリス軍団の圧倒的強さ

今大会で衝撃的だったのはポラリス軍団の圧倒的な強さでしょう。

その中でもMVPだったのはクレイグ・ジョーンズで異論はないはず。

まだ日本では知名度が少ないのですが、2017年のアブダビコンバットにてムンジアル(柔術の世界大会)を5回制しているレアンドロ・ロと驚異的なトップポジションからのパスガードが武器の無冠の帝王、ムリーロ・サンタナから1本勝ちをしてベスト4になっている選手なんですよね。

関連記事:ブラジリアン柔術の本場ブラジルに行ったおはなし。【1日のスケジュール&強過ぎるムリーロ・サンタナ】

またPolarisでは組技競技のレジェンド的存在であるジェイク・シールズからもヒールで1本勝ちしているという驚異的な戦績。

今大会の活躍の中でも圧巻だったのは決勝戦の対マルキーニョス戦。

日本では敵無しの黒帯トップ柔術家であるマルキーニョスを相手にボトムポジションからスルスルっと潜り込み足関節の形にセットアップ。

逃げるマルキーニョスに対して苦もなく膝十字でタップアウトを奪取。

とんでもない強さで今大会1番の衝撃シーンでした。

今後の大会もぜひ継続参戦をして欲しい!

まとめ

現在のグラップリングシーンにおける最先端のテクニックである足関節。

その魅力を存分に味わうことができる大会でした。

1つ残念だったのがヒールホールドが禁止であったこと。

安全面を考慮しての禁止なのかと推測しますが、膝十字でも壊れている選手がいたので禁止にする必要性をあまり感じなかったです。

ぜひ次回以降は足関節全面使用OKのルールに変更をして欲しいです。

他にも

また、所選手の秒殺腕十字は素晴らしかったですが、日本人で強く印象に残るシーンが少なかったのが残念。

今回参戦していない日本人の強豪グラップラー対世界トップ選手の試合を次回以降は楽しみにしたいと思います。


まだ未視聴の方はこちらからAbema TVにて視聴可能です。ぜひ多くの人に見て欲しいと思います。本当素晴らしい大会でした。

トータル3時間の大ヴォリュームの完全版も無料で視聴可能!インタビューや入場(UWFのテーマが流れるシーンも!)も楽しめます。

4/18(水)までの期間限定視聴なのでお早めに!完全版はこちら↓

桜庭和志が自ら立ち上げる 新グラップリング・イベント『QUINTET』第1回大会

 

マーシャルアーツ&フィットネスLuminousのHP

TEL: 042-703-1880

MAIL:info@luminous-gym.com

体験入会の申込やお問合せはこちらのフォームからもどうぞ