ギャンブルよりも依存性の高い趣味

ここ最近、世間をにぎわせているニュースといえば阿武町の4,630万円を24歳の男性に誤って振込した事件でしょう。毎日のようにTVで報道が過熱しています。ついには男性が電子計算機使用詐欺容疑で逮捕される事態に発展してしまいました。

誤って振込された4,630万円は、全額オンラインカジノで使ってしまったと本人が供述しています。とんでもない大金にも関わらず、全額使ってしまうなんて。。。と呆れた人も少なくないでしょう。本当にオンラインカジノですったのか怪しいですが、ギャンブルというのは人を狂わせる魔力があります。

1 ギャンブルの魔力の正体はドーパミン
2 人も猿も同じです
3 とはいえストレスはどうやって解消したらいいの？
4 そこでおすすめなのが格闘技
5 格闘技もギャンブルもほどほどに
6 そこにかかるお金はたったの月1万円ほど
7 まとめ

ギャンブルの魔力の正体はドーパミン

ギャンブル依存症の人は覚せい剤よりも強力なドーパミンに支配されていると言われます。有名な話で、ボタンを押すとエサが出てくる装置をサルに与えて。まずはボタンを押すとエサが出てくると猿に認識させます。その後は毎回エサが出てくるのではなく、たまにボタンを押すと出てくるようにボタンを押しても出るときと出ないときを設定を変えていきます。始めは高確率でエサが出てきていたのですがだんだんとエサの出る確率を低くしていきます。しかし、一度うまみを覚えた猿は1日中本能のままにボタンを押し続けます。次の日もその翌日も一度そのようなうまみを覚えた猿の脳は破壊され正常な脳を失い見事に依存性になってしまいました。

このうまみというのがドーパミンなのです。

人も猿も同じです

同じように人はパチンコやスロット、そしてオンラインカジノ、FXトレードなどにはまっていきます。どれもコツコツやられて大きく取り返そうとしてさらにやられるのが典型的な負けパターンです。たまに勝つとドーパミンが出るのです。これは我々の脳が抗えない仕組みなので、絶対に手を出さないほうがいいです。

とはいえストレスはどうやって解消したらいいの？

ギャンブルにはまる人も最初は小さな勝負をしていたと思います。ギャンブルをストレス発散にしている人はいずれ自滅します。例外なくです。

また酒や薬物でストレス発散する人もいるかもしれません。これも例外なく体を壊します。

こういった自滅型のストレス発散法ではなく、他にいいものはないのでしょうか？人によってはそれはスポーツだったり、趣味を持つことだと思いますが、なかなかギャンブルやお酒くらい、カーっと脳内麻薬がでるものはなかなかないですよね。

そこでおすすめなのが格闘技

実は格闘技にはまっている人は脳内麻薬依存症なんですよ。もともと動物に備わっている戦いのときに出る脳内麻薬はアドレナリンです。これは命の危険が迫っているときに出るといわれています。事故とかにあったときに、動きがスローモーションに見えるのもアドレナリンが出ているからです。それを日常的に出しているのが格闘技を趣味にしている人たちです。もちろんやりすぎると体を壊します。

格闘技もギャンブルもほどほどに

私は格闘技ジムを経営していますから、格闘技はいいですよーというスタンスですが、実際格闘技にはまっている人で人生を踏み外している人もいます。はっきりいって格闘技も人によってはハードドラッグみたいなものです。やりすぎると身を滅ぼします。

しかしサラリーマンや学生が汗をかくために取り入れるにはちょうど良いです。毒は薄めると薬になります。サラリーマンや学生は身を滅ぼすほど打ちこむ人はいないと思います。会社や勉強でたまったストレスは1時間の練習で驚くほど吹き飛びます。

ちょうどスロットで大当たりを引くくらいの気持ちよさがあります。

そこにかかるお金はたったの月1万円ほど

格闘技ジムで1万円を安いと思える人は、そのほかのお金のかかる趣味や飲み食いにもっと高いお金を払う必要がなくなったと思える人です。そういう意味では格闘技を趣味にしたら、本当に経済的なのです。そして、得られるものはストレス発散だけではなく、体も強くなりますし、強くなった自分に自信も持てますし、あとジムというコミュニティで出会う人たちとつながることで得られる安心感などなど。孤独にギャンブルで滅んでいくのとは全く逆なポジティブな趣味です。