クレベルが敗れ40歳の金原正徳が勝利したRIZIN44

先日開催されたRIZIN44、みなさんご覧になりましたか？メインではRIZIN無敗、朝倉未来をも三角絞めで絞め落としたクレベル・コイケが判定で敗れるという結果になりました。この結果に会場は大爆発。各種ネットニュースでも大きく報じられました。今回はこの1戦に対して詳しく案内します。

1 打撃、寝技共にクレベルを圧倒
2 金星ではない強さを誇る金原選手
3 まとめ

打撃、寝技共にクレベルを圧倒

これまでのクレベルの戦績から多くの人がクレベル勝利を予想していた今回の一戦。序盤から金原選手がスタンドでの打撃を積極的に繰り出し、試合を作っていきます。早々に左フックがクレベル選手にヒットし後退。なんとかクレベル選手は組みついて投げを繰り出すも、寝技において有利なポジションを奪えず。

2Rになると金原選手がクレベルを選手をテイクダウンし、ほとんどの時間が寝技に。いつもなら下から三角絞めやスイープを繰り出し相手を圧倒するクレベル選手ですが、終始金原選手のプレッシャーを受けて何もできない展開に。ラウンドが終了すると場内は金原コールが響き渡ります。

最終3R。またも金原選手がテイクダウンに成功し、トップポジションから終始攻め続ける状態。2R同様、クレベル選手は何もできずパウンドや肘も被弾しラウンド終了。判定は文句なく金原選手。常にアグレッシブに攻め続け、勝ち星を奪いました。

1RのダイジェストがYouTubeにて視聴できます

金星ではない強さを誇る金原選手

一部ではクレベル選手を倒した金原選手に対して金星だ！との声もありますが、金原選手もRIZINにおいては3連勝中。また今までの戦績においても、日本人で唯一KID選手に勝利。世界最高峰のUFCにおいても強豪選手に勝利したり、惜しくも敗れるも判定1-2での敗退など、世界でも爪痕を残している選手です。

これを書いている私自身も元々同じジムで金原選手とトレーニングをしていました。強烈なキックを腹に受けたり、寝技では簡単に首を絞められていたので、その強さは身をもって知っています。（ルミナスでは上記のような打撃のスパーリングを行うことはないのでご安心を）

まとめ

クレベル選手が柔術黒帯で柔術の強豪選手なのは有名ですが、金原選手も同じく柔術黒帯。寝技においても非常に高いスキルを持った選手なのです。そのスキルが今回の試合で多くの人に届いたのではないでしょうか。

今回RIZINで見せた金原選手の寝技のテクニックは、ルミナスの柔術クラスでも学ぶことができます。2R以降にトップポジションからトライをしていたパスガードのアタックなどは、柔術においても非常に有効な攻撃なのです。

MMA（総合格闘技）をやるのはハードルが高いけど、柔術のように打撃がなく寝技に特化した競技であると、多くの人が気軽に競技に触れることが出来ます。格闘技観戦をして自身もその競技に少しでも触れたいと感じたのなら、ぜひ柔術を始めてください。もし、あなたのお住まいの近くにルミナスがあるのなら、気軽にお越しくださいませ。