引退を表明、朝倉未来の軌跡を辿る

先日開催されたキックボクシングイベント『Fight Club』こちらのメインイベントに出場した朝倉未来選手はRISEの看板選手であるYAーMANと対戦。1Rに2回のダウンを奪われてわずか77秒で完敗と衝撃の結末になりました。この結果を受けて朝倉未来選手は引退をYouTubeやInstagramで表明。これまで格闘技界を牽引してきた人気選手のこれまでの活躍を辿ります。

【11/22追記】朝倉未来選手がYouTubeを更新。引退を撤回し長期休養の後に2024年に復帰をするとの意思を表明しました。

THE OUTSIDERでの活躍

朝倉未来選手が世の中で認知をまずされたのは地下格闘技イベントとして人気を博した『THE OUTSIDER』です。世のケンカ自慢や不良たちが己の腕を試す場所としてリングに上がりました。その不良の1人であったのが朝倉未来。2015年に65-70kgでのタイトルを奪うことに成功し、その後2016年には1階級下の60-65kgでもベルトを獲得。2階級で王者となりました。

ただ当時の格闘技界はTHE OUTSIDERのような地下格闘技には嫌悪感を示す人が多数。またあくまで不良が集う場所での王者であったため、その実力はプロのトップ選手には通用しない、闘ったら簡単にやられるはずだと思われていました。

地下格闘技を卒業し表舞台へ

2017年からは韓国の格闘技イベントであるROAD FCへ進出。1勝1敗の戦績でROAD FCでの戦いを終えて再び日本へ。老舗の格闘技団体『DEEP』で勝利を挙げるとついに2018年からRIZINへ進出。初戦の相手は日沖発選手。

18歳で修斗プロデビュー。修斗でチャンピオン、戦極でもチャンピオンとなりUFCと契約。UFCでは8戦を闘ったトップ選手です。RIZINデビューでいきなり強豪選手を当てられる非情なマッチメイク。こりゃすぐやられるだろうと多くの格闘技ファンは思っていました。

しかし蓋を開けると打撃でイニシアチブを奪い、終始朝倉未来のペースで試合が進む展開に。打撃を嫌がり組みつく日沖選手の攻撃をいなすと最後は左ハイキックでダウンを奪い1Rで完勝。

この結果に格闘技ファンは『嘘だろ』『あの日沖が地下格闘技の選手に負けるとは。。』と衝撃を受けました。ただ、あくまで1回勝っただけ。たまたまラッキーで勝ち星を掴んだと考える人も少なくなかったです。

実力が認められ大会の顔へ

日沖戦の翌月もRIZINに参戦し外国人ファイターに判定勝利。そして大晦日大会に初出場。相手はこれまた修斗の元王者でありパンチに定評のあるリオン武選手。

『日沖は負けたけど、リオン武は地下格闘技の選手には圧勝するだろう』『修斗の王者が2人も続けて負けるはずがない』変わらず朝倉未来選手の負けを予想する声は多数でした。というか当時、修斗の王者は正統派格闘技の象徴、地下格闘技上がりの選手になんて負ける訳ないという自負が、長年格闘技を見ていたファンにはありました。

しかし試合は2Rに左膝蹴りがヒットし倒れたリオン選手へのパウンドで試合終了。あっさりと朝倉選手が勝ち星を掴みました。この勝利で多くの格闘技ファンは朝倉未来選手の実力を認めざるを得ない状況となりました。

RIZINでも王者獲得へ

翌2019年はルイス・グスタボ。矢地祐介。ジョン・マカパの3選手相手に全勝。RIZINでの無敗記録を更新し続けます。そして2020年にはRIZINフェザー級王者決定戦として斎藤裕選手とのマッチメイクが実現。過去に勝ち星を奪い続けている修斗の王者と3回目の対戦です。

ここまでRIZIN全勝。圧倒的な実力を見せつけていた朝倉選手の勝利を誰もが予想していました。しかし勝負は残酷。微妙な判定ではありましたが、斎藤選手が試合に勝利し王座を獲得。多くの人が試合後の判定に疑問を呈し、なんとも後味の悪い結末となりました。

この翌月の大晦日には早くも試合に復帰。ドミネーター選手に完勝し実力を改めて見せつけました。

締め落とされる衝撃の敗退

2021年にはタイトル戦に再度浮上するためには避けれない相手、クレベル・コイケ選手との対戦が決定。当時RIZINのリングで脅威の寝技を武器に全ての選手から1本勝ち。特に三角絞めで対戦相手は次々にタップを奪われる事態に。この勝者が斎藤選手へのベルトに挑む図式となりました。

RIZIN初の東京ドーム大会のメインイベントとして行われたこの1戦。早々に打撃で攻勢に転じる朝倉選手ですが、クレベル選手の寝技地獄に徐々に飲み込まれてしまう展開に。2Rになると引き込んできたクレベル選手が得意の三角絞めをセット。必死でエスケープを試みるもタップすることなく失神する事態に。完膚なきまでの敗退により王者への道のりは遠のくことになりました。今まで順調に進んでいた格闘技選手としての道のりがこのあたりから暗雲漂い始めました。

メイウェザーとのボクシングマッチ

クレベル選手との敗戦後は萩原京平選手、斎藤選手とのリベンジマッチを制し再浮上。やはり実力者であることを示しましたが、超RIZINという新たなイベントでフロイド・メイウェザーとのボクシングマッチが決定。

今までにないルール、かつ世界を代表するボクサーとの対戦。圧倒的不利な戦い、下馬票も誰もがメイウェザー勝利を予想。今となっては戦う必要のない試合だったのかもしれませんが、他に見合う日本人ファイターがいなかったのも事実です。

結果は大方の予想通りメイウェザーの圧勝。試合後はパンチのダメージにより頭痛に悩まされる日々が続きます。この症状により長期戦線離脱の状態になります。

2回目のRIZIN王座決定戦

2023年を迎え久々にMMAの舞台に復活した朝倉選手。相手は元DEEPの王者である牛久選手。判定ではあるものの、盤石の勝利を掴み取り復活をアピール。次は当時同階級の最強外国人であるウガール・ケラモフとのマッチアップが成立。直前にクレベル選手が防衛戦で計量オーバーとなり、朝倉VSケラモフがフェザー級王座決定戦となりました。

打撃で展開を作りたい朝倉選手に対してケラモフはタックルでテイクダウンに成功。気づけばマウントポジションを奪いパウンドを嵐のように振りおろします。このパンチを嫌がった朝倉選手が背後を見せるとすかさずバックを奪いチョーク一閃。なすすべなくタップしベルトはケラモフの手に渡りました。

それから4ヶ月が経過し今回のYAーMAN戦。冒頭に述べたように77秒でKO負け。引退表明に至りました。

まとめ

RIZINのリングにはじめて登場したのが2018年の8月。それからわずか5年弱の間で格闘技界のスーパースターとして君臨し引退表明と激動の格闘技人生であった朝倉未来選手。RIZINでの活躍以外にも、YouTubeでの成功やBreaking Downの躍進と、今まで格闘技に興味のなかった人を巻き込むことに成功した功績は計り知れないものがあります。事実、ルミナスに体験や見学でお越しになった方の中には、朝倉未来に影響されて自分も始めようと思ったと口にする人は少なくありません。

今回引退を表明しましたが、過去を振り返るとクレベル戦での敗退後に引退を口にしたものの撤回した事例もあります。また、他の格闘技選手の中にも引退発言を撤回し、その後長く現役を続けている人はたくさんいます。

しばらくダメージを抜いて、また格闘技を再開したい、また試合にチャレンジしたい。そのように意欲を持っていただけるのなら、ぜひRIZINのリングに上がる姿を目に焼き付けたいと思います。

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