柔術がなぜ魅力的なのか？

最近「柔術（じゅうじゅつ）」というワードをよく耳にしませんか？少し前まで知られていなかった格闘技である柔術ですが、ここ最近では新たに柔術を始める人が増加しており、週末ともなれば各地で柔術の大会が開催をされているのです。柔術がなぜ現在人気があるのか、柔術をやることで得られるメリット、そして柔術の魅力について詳しくお伝えします。

1 柔術が人気の理由
2 柔術をやることで得られるメリット
3 柔術の魅力
4 まとめ

柔術が人気の理由

効果的なセルフディフェンス術として:
- 現実的な防衛技術: 柔術は実践的なセルフディフェンスを学べる格闘技。相手の腕を極めたり、首を絞めて意識を失わせるなど、実践的な攻防をインプットすることができるのです。特に寝技での攻防を学べる格闘技です。たとえ相手が自身より大きくても簡単に相手を制圧できるスキルを学ことができます。
- 安全な環境での練習: 実際に相手と技を試すことで、自己防衛のスキルを安全に磨くことができます。
効率よく全身運動果:
- 筋力と柔軟性の向上: 柔術の練習は全身を使うため、自然と筋力や柔軟性が向上します。また高強度の練習を通じて、持久力も鍛えられます。
戦略性と知識の深さ:
- チェスのような戦術性: 柔術は戦略的なスポーツであり、次の動きを予測し、相手を制する戦術が重要です。戦略が多岐に渡ることからチェスのような格闘技と称されることもあります。実際、過去に活躍していたトップ選手の中には将棋を趣味としていた人も存在します。
- 無限に存在するテクニック: 柔術は技の数が非常に多く、常に新しい技術を学ぶことができます。覚えることが多くて大変であるとの印象を持つかもしれませんが、それだけ追求できる技術が多岐に渡るので、飽きることがなく、生涯に渡り探究ができる魅力的な格闘技であるとも言えます。

柔術をやることで得られるメリット

身体的メリット:
- 筋力と体力の向上: 全身の筋肉を使い、自然と筋力と体力が向上します。
- 柔軟性の強化: 練習を通じて、身体の柔軟性が高まります。
- バランスとコーディネーションの改善: グラウンドでの動きを通じて、バランス感覚や身体のコーディネーション能力が向上します。
精神的メリット:
- 自己信頼の向上: 技術を習得することで自信がつきます。これは多くの格闘技にも通じるのですが、自身の成長がより目に見えて実感しやすいのが柔術の特徴の1つです。
- ストレス解消: 練習を通じてストレスを発散することができます。ルミナスのメンバーの方も日々の仕事や家庭でのストレスを週末のトレーニングで発散し、機嫌良く帰宅する方がたくさんいらっしゃいます。
- 集中力の向上: 技術を学ぶ過程で集中力が鍛えられます。特にキッズのエンバーは柔術を始めることにより、落ち着きを得たり、人の話を真剣に聞くなど、生きていく上での必須スキルが自然と養われます。
社会的メリット:
- コミュニティとのつながり: 同じ目標を持つ仲間と一緒に練習することで、強い絆が生まれます。柔術は対人スポーツ。毎回トレーニングにて同じ志を持つメンバーと取っ組み合うことで自然と仲が良くなり、気軽に話ができる関係が生まれます。時が経過すればいつの間にか柔術ジムが心地良いコミュニティとなっているのです。
- リスペクトの精神: 相手を尊重し、お互いに学び合うことでリスペクトの精神が養われます。

柔術の魅力

技の美しさと多様性:
- 技の種類が豊富: アームバー、トライアングルチョーク、スイープなど、多様な技を学ぶことができ、常に新しい技術に挑戦できます。他の格闘技と比べ技の種類は群を抜いています。
- 流れるような動き: 技を連携させることで、まるでダンスのような美しい動きを作り出せます。トップ選手の動きはまさに芸術。トップサーファーのように華麗に波を乗りこなす姿と非常に似ています。事実、ロングボードの世界チャンピオンであるジョエル・チューダーは20年以上も柔術を愛好しています。
リアルな実戦感覚:
- 実践的な練習: 実際の試合形式での練習を通じて、リアルな状況での技術を磨くことができます。
- 試合のエキサイトメント: 試合に出場することで、自己の成長を実感できるとともに、エキサイティングな経験が得られます。冒頭に述べたように柔術の大会は今や各地で頻繁に開催されています。帯色、体重、年齢で細かくカテゴリー分けがされるので気軽に試合に挑戦ができるのもメリットの1つです。
継続的な成長:
- 終わりのない学び: 柔術は一生学び続けることができるスポーツです。常に新しい技術や戦術を学び、成長し続けることができます。世界中で新しい技が定期的に発明され、インターネットを通じて日々発信がされています。また多くのテクニックをトップ選手が配信しているので、いつでもどこでも学べる環境が構築されています。
- 帯システム: 帯の色が上がるごとに、自分の成長を実感できます。白帯から黒帯までの道のりは、達成感に満ちています。柔術の黒帯になるのは、格闘技の中で最も難しいと言われています。最低でも10年は掛かるケースが大半。高い壁ですが、だからこそ常に目標を持ち、日々のトレーニングを前向きに楽しめるのです。